「福岡—中国・西安」初の直行便

長竜航空の機体

 福岡空港を運営する福岡国際空港(福岡市)は11月21日、中国の長竜航空が福岡—中国・西安を結ぶ路線を12月17日に開設すると発表した。週3往復(火・木・土曜)する。同社の福岡就航は初めてで、福岡と西安の直行便も初めてとなる。西安は陝西(せんせい)省の省都で、中国中央部の中心都市。かつては「長安」と呼ばれ、隋や唐などの王朝の都として栄え、兵馬俑(へいばよう)や大雁塔(だいがんとう)などの世界遺産が多数存在する。
 使用機材はエアバスA320型機(174席)。運航スケジュール(いずれも現地時間)は、福岡行きが午前8時45分西安発、午後0時55分福岡着。西安行きが午後1時55分福岡発、同5時西安着。福岡からの西安便は2006年まで中国東方航空が青島経由で運航していた。長竜航空は2011年設立で、日本では成田と関西空港に就航している。
 現在、中国本土と福岡空港を結ぶ路線は3社が上海、大連、青島線を運航しており、12月7日からは中国東方航空が煙台(えんたい)線に就航する。