2024年「九州入国者」過去最多

 九州運輸局は1月22日、2024年の九州への外国人入国者数(クルーズ船を除く速報値)が前年比36.8%増の426万525人だったと発表した。コロナ禍前の18年の362万3748人を上回り、過去最高となった。月別では2月以降、11カ月連続で過去最高を更新した。円安や航空便の増便を背景に、東アジアや東南アジアからの観光客が増えた。
 空港・港湾別では、福岡空港が最多の341万6865人で、全体の8割を占めた。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出で台湾との定期便などが好調な熊本空港は、前年の2.5倍の18万1921人に膨らんだ。鹿児島空港が7万367人、佐賀空港6万1440人、大分空港4万7692人、北九州空港3万7778人、宮崎空港2万386人、長崎空港1万775人。博多港は44万3689人、対馬(厳原港・比田勝港)は19万2159人だった。
 一方、クルーズ船による入国者を含めた24年1〜10月の入国者数は417万3649人だった。国・地域別では韓国が半数を近くを占め、中国、台湾、香港が続いた。