阪急電鉄出身の横江会長が退任へ

横江  友則氏
横江 友則氏

 スターフライヤー(北九州市)は5月14日、横江友則会長(67)が任期満了により6月27日に開催予定の株主総会で退任すると発表した。現在、社外取締役を務める弁護士の横山美帆氏(53)が代表権のない会長に就任する。代表権を持つのは、筆頭株主の全日本空輸(ANA)出身の町田修社長(59)だけとなる。
 横江氏は、阪急電鉄や大阪市交通局などを経て、2018年10月から一般社団法人グローカル交流推進機構専務理事。22年6月に新設されたスターフライヤー会長に就任した。鉄道畑の知見を生かし、コロナ禍で厳しい経営状況だった同社の再建に尽力。同社は24年3月期決算で営業損益が9000万円の黒字(前期は13億1700万円の赤字)と4年ぶりに黒字に転換。経営再建が進んだことから退任するという。