中国経由のラオスビジネス拡大

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第172回)

 『人民日報』2024年5月23日7面に「中国・ラオス間の鉄道は5万を超える旅客列車が運行(中老鉄路開行旅客列車超5万列)」という記事が掲載されました。これによれば、中国とラオス間では5万187本の旅客列車が運行し、3405万人の乗客が輸送されたということです。
 この点から中国とラオスは非常に結び付きが強化されていると言えます。特に、中国からの旅客に対応すべく、ラオスではシーサンパンナ、ルアンパパーン、ビエンチャンなどの観光都市の観光産業が大きく発展しているとも報じられています。
 日本企業にとっても、中国を経由してのラオスビジネスというチャンスがあるかもしれません。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。