県営「西公園」PFIで再整備

 福岡県は9月30日、県営西公園(福岡市中央区)について、民間のノウハウを活用する「Park-PFI」を導入して再整備すると発表した。カフェやレストランなどが入る3階建ての飲食施設や展望デッキを整備し、2026年3月の供用開始を目指す。県営都市公園でのPark-PFIの導入は、大濠公園(同区)などに続く3例目となる。
 設置・運営事業者を公募し、結婚式場を運営するアイ・ケイ・ケイホールディングス(佐賀県伊万里市)を代表とする企業体が選ばれた。整備対象は公園北側の約3100平方メートル。飲食施設の延べ床面積は約1730平方メートルで、多目的ホールや貸し会議室を備える。屋上を開放し、博多湾などが見渡せるという。県が整備する駐車場は現在の13台から、普通車30台、大型バス1台に増やす。