「2023中国生態環境状况公報」発布

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第175回)

 『人民日報』2024年6月6日付4面に「《2023中国生態環境状况公報》発布」という記事が掲載にされました。これによれば、6月5日に広西チワン族自治区南寧市で、国際環境デー国家イベントが開催され、そこで「2023中国生態環境状况公報」が発布されたということです。肝心の「2023中国生態環境状况公報」の中身は、中国の環境の良さを宣伝するものになっていると伝えています。
 かつて中国と言えば環境汚染大国でした。その国がいまや環境の良さをピーアールするようになっています。この環境のよさはもちろん実態とは異なるピーアールがある側面もありますが、中国は本当に環境が改善されつつある側面もあります。
 とすると日本の環境対応機器なども中国での販売チャンスなどがあるでしょう。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。