大牟田市に「DX推進人材」派遣
2025年01月17日
KDDI

福岡県大牟田市とKDDI(東京)は1月15日、行政DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた包括連携協定を結んだ。人口減少で将来的に市職員の不足が懸念される中、デジタル技術を活用した業務の効率化や住民サービスの向上を目指す。KDDIは2月から、アドバイザーとして社員1人を同市に派遣。市職員とともに行政手続きの電子化を本格化させる。
連携事項は、行政DXの推進▽各種システムやネットワーク▽情報セキュリティー対策の推進など。同市は2023年に「行政DX推進方針」を策定。電子申請の導入や、RPA (定型作業を自動化するソフトウェア)、AI-OCR (人工知能を活用した光学文字認識)、議事録作成支援システム、ペーパーレス会議システムなどを導入している。今後、職員向けのDXに関する研修なども実施する予定。KDDIはDX人材の育成に力を入れており、自治体との連携で情報格差の是正や地域課題の解決などを目指す。