福岡に物流「大型中継センター」
2025年03月31日
SGホールディングス

佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(HD、京都市)は3月27日、福岡県粕屋郡に物流の大型中継センターを新設すると発表した。福岡や佐賀、熊本に分散する中継拠点を集約し、九州エリアでの配送の効率化を図る。同社は東京と兵庫で大型中継センターを建設中で、九州は3カ所目となる。2028年6月に稼働予定。投資額は約240億円。
九州中継センター(仮称)は、九州自動車道・福岡インターチェンジ(IC)近くに建設。延べ床面積は約3万5000平方メートル。荷物を積み降ろしするバースは117カ所備え、処理能力は1時間当たり3万個。トラックを1日118便削減でき、年間17億円のコストダウンを見込む。トラックの待機時間や荷物の積み降ろし時間の短縮に加え、二酸化炭素(CO2)排出量の削減なども見込んでいる。大型中継センターの開設により、人口減少や時間外労働の上限規制によるドライバー不足に対応する。