有効な発明特許件数は466万件

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第224回)

 『人民日報』2024年12月3日付2面に「国内の有効な発明特許件数は466万件に達した(国内有效発明専利拥有量達466万件)」という記事が掲載されました。これによれば、2024年10月末段階で、中国国内での有効な発明特許の軒数は466万件に達し、うち企業による特許は341万7000件で全体の73.3%を占め、知的財産を利用した輸出額も3072億元(約6兆3200億円)に達し、歴代最高を更新したとのことです。
 ひと昔前の中国のイメージをまだ持っている方は、中国の知的財産関係はよくないとのイメージを持つかもしれません。しかし、もうそういうイメージと現実は大きく異なるようです。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。