「観光まちづくりAWARD」受賞者決定

「喫茶竹の熊(きっさたけのくま)」

 JR九州(福岡市、古宮洋二社長)は8月22日、地域の魅力を発信する「九州観光まちづくりAWARD2024」の受賞者を発表した。九州に根付き、その土地ならではの伝統や伝承を守りながら新しい「もの」「こと」「風景」を生み出す人たちを表彰するもので、大賞には熊本県南小国町の「Foreque(フォレック)」(穴井俊輔社長)を選んだ。表彰式は12月4日に東京で開催する。
 Forequeは、小国杉を使った家具やオイルなどのインテリア・ライフスタイルブランド「FIL」や「喫茶竹の熊(きっさたけのくま)」を運営。地域資源を活用し、南小国の魅力を発信している。金賞は「食」部門が陶芸家の宇佐美裕之氏と料理家の宇佐美友香氏(大分県臼杵市)、「ものづくり」が筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市)、「にぎわいづくり」がひのさと48(福岡県宗像市)で、「宿(おもてなし)」は該当がなかった。同AWARDは22年の西九州新幹線開業時に創設した「西九州観光まちづくりAWARD」を拡大し、今年で2回目。