駅ホーム屋根に次世代太陽電池

「JR博多駅」

 JR九州(福岡市)は2月28日、エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)、日揮(横浜市)と共同で、博多駅のホーム屋根に薄くて曲げられるフィルム型の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を設置し、10月から実証実験を始めると発表した。ペロブスカイト太陽電池を駅のホーム屋根に設置するのは全国で初めてという。
 京大発スタートアップのエネコートテクノロジーズが開発したペロブスカイト太陽電池を日揮が発電システムとして製品化した。一枚当たりの大きさは縦36センチ、横46.5センチ。厚さは1ミリ以下で、重さは200グラムに満たないため、事前のホーム屋根の補強工事は不要。出力は50〜80ワット程度を見込み、待合室の照明などで活用する予定。実験は来年9月までで、耐久性や発電時の状態を確認する。
 ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン型太陽電池パネルと比べ、薄く・軽く、曲がる特性があることから、これまで取り付けが困難だった場所への実装が期待されている。昨年9月に環境省の「脱炭素先行地域」に採択された福岡市は、市の創業支援拠点「Fukuoka Growth Next」の屋根に設置するほか、30年度までにみずほPayPayドーム福岡の屋根などへの設置を目指している。

「ペロブスカイト太陽電池」