福証「本則市場」に9月12日上場
2024年09月09日
マリオン
福岡証券取引所は9月5日、不動産業のマリオン(東京、福田敬司社長)の本則市場への上場を承認したと発表した。9月12日に上場する。同社はすでに東京証券取引所のスタンダード市場に上場しており、重複上場となる。福証への新規上場の承認は今年4社目で、9月末時点での上場企業数は107社になる。
同社は1986年に設立。首都圏を中心とする不動産賃貸業や、不動産を証券化して投資家に販売する事業などを手掛けている。2024年9月期の売上高は前期比2.2%増の28億7000万円、最終利益は同2.4倍の3億4000万円を見込んでいる。福証上場により、九州の個人投資家への認知度向上を目指す。
福証では、エイチ・アイ・エス子会社で大型リゾート施設「ハウステンボス」の建設工事や維持管理などを手掛ける「Cross E(クロスイー)ホールディングス」(長崎県佐世保市)が8月29日に新興企業向け市場「Qボード」に、採用支援事業などのアクセスグループ・ホールディングス(東京)が同月30日に本則市場にそれぞれ上場。通信販売会社支援のリプライオリティ(福岡市)が9月25日に「Qボード」に上場予定。