オフィス棟に「タスク」10月進出

「長崎スタジアムシティ・オフィス棟」完成イメージ

 生体検査用「生検針」の国内有数メーカーであるタスク(栃木県栃木市、川嶋健社長)は7月17日、長崎市に研究・開発拠点を10月1日に開設すると発表した。5年間で12人を新規雇用する予定。医療・医薬分野で知見を持つ長崎大などとの共同研究も視野に、市場ニーズに添った医療機器の開発を進める。
 長崎支社(仮称)は、長崎スタジアムシティのオフィス棟に開設。医療用注射針や新製品の開発に必要な調査、研究、開発・研究を担う。栃木本社だけでは難しい優秀な人材の獲得を期待し、長崎進出を決めた。同社は、乳がんや大腸がん、前立腺がんの生検針のほか、ヒアルロン酸注入など美容整形に使う針を欧州や韓国に輸出。2024年3月期の売上高は約60億5700万円。従業員数は288人。