「誰でも企業年金」東京拠点開設

DC推進機構
テープカットする筑邦銀行の佐藤清一郎会長(右から2番目)ら

 筑邦銀行(福岡県久留米市、鶴久博幸頭取)が主導して設立した一般社団法人「DC推進機構」は5月29日、同行東京支店が入居する都内のビルに東京オフィスを開設した。関東エリアの地銀や信用金庫と連携し、中小・零細向けの企業型確定拠出年金(DC)「誰でもDCプラン」の普及活動に取り組む。
 筑邦銀は、資本業務提携するSBIホールディングスの子会社と「誰でもDCプラン」を設計し、2021年に提供を開始した。従業員1人から加入が可能で、福岡ひびき信用金庫や肥後銀行などの金融機関や企業が取り扱っている。DC推進機構には税理士らが所属し、「誰でもDCプラン」の導入コンサルティングなどを担う。筑邦銀の佐藤清一郎会長は、開所セレモニーで「全国の金融機関や企業などとタイアップを進めたい」と話した。