ワンビルに「パブリックアート」

 西日本鉄道(福岡市、林田浩一社長)は9月19日、来春開業予定の福岡市・天神の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」(地上19階、地下4階建て)で、国内外のアーティストによる作品を展開すると発表した。市民がアートに触れることで都市の魅力を高めるほか、福岡発のアーティストの増加を目指す。
 同日、ビルの北西側の外壁に設置したアート作品を公開した。作品はデンマーク出身で世界的なフラワーアーティストのニコライ・バーグマンさんが手掛けた。植物が覆う縦12メートル、横8メートルの壁面にステンレス製の「梅の花」9個を配置。開業後は夜間のライトアップも計画している。地下2階から地上4階のエスカレーター横の壁には、福岡市出身の陶芸家、鹿児島睦(まこと)さんのアートタイル作品が登場する。南西側広場にはアルゼンチン出身のレアンドロ・エルリッヒさんの木を模したアート、ホテル内には舘鼻則孝さんの伝統工芸技法を活用した作品など約80点が展示される。