宿泊予約「ゆこゆこ」買収

 通販大手のジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市、髙田旭人社長)は7月1日、宿泊予約サイト運営の「ゆこゆこ」(東京、徳田和嘉子社長)と、同社を傘下に持つ「ゆこゆこホールディングス」(同)の全事業を買収したと発表した。1日付で全株式を取得した。買収額は非公表。ジャパネットHDが新設した完全子会社が事業を承継した。
 ゆこゆこは2000年に創業。会員数は6月末時点で880万人を超え、提携する宿泊施設は全国約3000カ所に上る。ジャパネットHDは傘下のジャパネットツーリズム(福岡市)がクルーズ事業を中心とした旅行事業の企画・運営などを手掛ける。17年に第1種旅行業を取得し、23年12月期の売上高は150億円超。通販事業で培ったノウハウと予約サイト運営との相乗効果で旅行事業の拡大を目指す。