財界九州ONLINE本誌記事、財九NEWS、本誌関連イベント等を対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
refresh/商船三井・大久保 昌彦 九州支店長
「海・風・我が一体に」 時間を見つけてはウインドサーフィンを楽しんでいる。ウインドサーフィンはセールを張ったリグとボードのシンプルな構造で、動力は自然の風のみ。うまく風と一体化できれば、かなりのスピードで海上を帆走できる。何より日常の喧騒(けんそう)から離れ、海原で自分だけの世界に没頭できるところが良い。 始めたきっかけは慶応義塾大のサークルだった。1980年代当時は、ちょうどウインドサーフィンが…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
九州の志士「大牟田の近代化を進めた『団琢磨(たくま)』」
1858(安政5)年に生まれた団琢磨は、1888(明治21)年に三池炭礦社の事務長に就任し、後に三井財閥の本社・三井合名会社の理事長に就任した。三池炭礦社の技術的発展を促進し、三池築港など大牟田の発展に貢献したが、1932(昭和7)年に血盟団員によって暗殺された。 アメリカ留学の経験 1858(安政5)年、福岡藩馬廻(うままわり)役の父・神屋(こうや)宅之丞と母・やすの四男として荒戸4番町(現在の福岡市中央区荒戸3…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
焼酎の息づくまち「鹿児島県徳之島 奄美大島にしかわ酒造 本社工場」
奄美の“黒糖焼酎”を島外にも─ 紙パックで広めた『島ナポ』の古里 鹿児島には芋焼酎だけでなく、奄美群島の黒糖焼酎もある。東洋のラム酒とも称され、群島内を中心に愛飲されてきた。奄美大島にしかわ酒造の「島のナポレオン」がそこに新風を吹かせ、島外にも愛飲者を広げた。“長寿の島”そして“子宝の島”として知られる徳之島にその古里がある。 喜び分け合う“子宝の島” 出産祝いで200人の宴 焼酎の原料と言えば、芋や麦が…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
元寇「羅針盤と混一疆理歴代国都地図(こんいっきょうりれきだいこくとちず)」
渡海の厳しさ モンゴル軍は、文永の役においては高麗軍、弘安の役においては高麗・旧南宋両軍とともに渡海し、日本を侵攻してきた。しかし、この渡海はそう簡単ではなかったはずだ。 朝鮮半島・中国大陸から日本(最終的には博多湾、大宰府)を目指すとき、距離と方位がわからなければ、それは厳しい。航海で目的地の位置を知るには、羅針盤と地図が不可欠である。しかし、羅針盤は当時すでにあったとして、距離を知る地図は…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
ゴルフ知恵袋「冬場のスイングづくり」
今年は暖冬傾向とはいえ、ぐずついた天気ともなればやはり寒くて外へは出たくない季節です。こんな時期だからこそインドアや暖房器具付きの打ちっ放しの練習場で、もうすぐ訪れるゴルフシーズンを前に、しっかりとスイングづくりをしておこうと思っている人も多いのではないでしょうか。では、どんなスイングづくりを志したらよいのでしょうか。 答えは一つ。スイングのタイミングづくりです。しかし、雑誌などでたびたび目に…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
食楽園「王貞治さん実家の〔五十番ラーメン〕」
まだダイエーホークス時代の1999(平成11)年1月のこと。就任早々の根本睦夫球団社長が、王貞治監督をはじめ首脳陣が顔をそろえたコーチ会議でこう言った。 「コーチ連中に言っとくけど、お前ら、監督に遠慮しすぎなんだよ。“世界の王”だと思って接しているからそうなるんだ。この王君はラーメン屋のせがれなんだよ」 その場にいたコーチたちは度肝を抜かれたが、この会議をきっかけに監督とコーチの溝が消え、選手間に好影…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
九州大相撲伝「日本統治下の朝鮮咸鏡南道洪原郡出身 力道山光浩(1)」
プロレス王者より力士時代の自分が好き 1956(昭和31)年春、パリ空港でのこと。女優の岸惠子さんはエール・フランス航空のカウンターで高額な超過料金を請求され驚いた。日仏合作映画『忘れえぬ慕情』出演の契約金をはたいて買った骨董品や、写真に凝っていたのでドイツ製カメラ「ライカ」と交換レンズなどの付属部品が対象になったらしい。そんなこと思ってもみなかった恵子さんは、支払うお金など無いので抗議した。 「わ…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
閑人閑話「嘆くなかれ」
誰が言い出したのか、「35歳限界説」というものがあるらしい。『転職も結婚も、積み重ねてきた経験というプラス要因を、年齢というマイナス要因が上回る、その分岐点が35歳』というのだ。30代前半の男性公務員が新聞紙上でこう嘆いていた。 「真面目だけがとりえ。職場の花形部署で必死に頑張りましたが、結果という事実を出せず焦るばかり。婚活も同じです。35歳限界説は理にかなっていると思うようになりました。そんな状態…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
あの日あの頃/シアーズホームグループHD・丸本 文紀 社長
「社員が幸福を感じられる会社に」 シアーズコーポレーション(現シアーズホームグループHD)を創業したのはバブル真っ只中の平成元年。同年4月30日まで地場流通大手のニコニコ堂(のちに経営破たん)に勤務し、翌日の5月1日からは新たな事務所に意気揚々と出社した。事務所は、先輩の会社の2階を間借り、中古の応接セットと電話が一台、一人分の机とイスが置いてあるだけの質素なものだったが、これから始まる新しい生活に身…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
ホークス「小久保ホークス始動! 開幕に向けた熱き戦い」
春季キャンプはまもなく終了。続いて行われるオープン戦で新生・小久保ホークスの実力をぜひ自身の目で確かめてほしい。 スローガンから生まれる チームとファンの一体感 ホークスは1月25日に2024年シーズンのスローガン「VIVA(ビバ)」を発表した。ロゴには「美破!」という漢字が当てられており、小久保裕紀監督は「選手それぞれが美意識を持ちながら成長し、チームとして結集して(優勝への)壁を打ち破っていく」と説…