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財九NEWS 福岡市 企業 三菱電機
2024年11月21日 New
福岡で「パワー半導体」新工場
三菱電機(東京)は11月20日、同社のパワーデバイス製作所(福岡市)に新工場を建設すると発表した。電力制御に使うパワー半導体の後工程(組み立て・検査)を担う拠点で、電気自動車(EV)や脱炭素化による市場拡大に対応する。同製作所で20日、地鎮祭を行った。12月1日に着工し、2026年10月に稼働予定。投資額は約100億円。 新工場は5階建てで、延べ床面積は約2万5000平方メートル。同製作所内の組み立てラインなどを集約し…
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財九NEWS 福岡市 企業 JR九州
2024年11月21日 New
冬季賞与「2.55カ月分」で合意
JR九州(福岡市)は11月19日、冬季賞与に当たる年末手当てについて、基準内賃金の2.55カ月分にすると各労働組合に回答した。三つの労組のうち、最大労組のJR九州労組と同日、合意した。昨冬より0.05カ月分の増額で、冬季としては2015年(2.6カ月分)以来の高水準となった。 鉄道需要が回復し、ホテル事業も好調で24年9月中間連結決算の最終利益は279億円となり、中間期としては過去最高だったことを反映した。同社の冬季賞与…
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財九NEWS 熊本 データ リクルート
2024年11月21日 New
九州「半導体求人」6年で6倍超
リクルート(東京)がまとめた2023年度の半導体関連エンジニアの求人動向に関する調査結果によると、九州・沖縄の求人数は、17年比で6.06倍と全国7地域で最も高かった。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を受けた半導体産業の集積が要因で、先端半導体の国産化を目指すラピダスなどが立地する北海道・東北が5.90倍で続いた。最も低い中国・四国でも2.54倍となり、半導体技術者の不足感が改めて浮き彫りとなった。 また、不…
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財九NEWS 大分 交通
2024年11月20日
年内にも「ホーバークラフト」就航へ
大分県は、大分市中心部から大分空港(大分県国東市)へのアクセス改善を目指し、ホーバークラフトによる海上交通の運航準備を進めてきたが、11月15日に国土交通省九州運輸局が運航会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)による定期空港航路と別府湾周遊航路の事業を許可した。運航会社は安全確認検査を受け、問題がなければ11月中にも周遊航路を先行して運航し、空港アクセスは年内の開始を予定している。当初、2023年度…
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財九NEWS その他
2024年11月20日
国内でのG20発言への対応
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第221回) 『人民日報』2024年11月19日付2面に「ともに発展する公正な世界を創る(建設一個共同発展的公正世界)」という習近平・国家主席の文章が掲載されました。これによれば、習近平・国家主席はブラジルのリオデジャネイロで行われたG20に参加して「世界の繁栄と安定は、貧しい者がより貧しく、富める者がより富めるという基盤の上に築かれるものではなく、すべての国が…
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財九NEWS 鹿児島 企業 エヌシーガイドショップ
2024年11月20日
負債54億円で「会社更生法」申請
経営再建中の信販会社「エヌシーガイドショップ」(鹿児島市)が11月18日付で東京地裁に会社更生法の適用を申請したことが分かった。民間調査会社によると、負債額は約54億7000万円。2008年に私的整理手続きに入り再建を目指していたが、改正貸金業法による過払い金の返還請求などで経営が圧迫された。事業は新会社に譲渡される予定で、従業員も引き継がれる見通し。同社は「カード会員や加盟店、テナント契約者など取引先への…
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財九NEWS 福岡市 企業 九州電力
2024年11月20日
九大発「コアラテック」に出資
九州電力(福岡市)は11月18日、九大発ベンチャー「KOALA Tech(コアラテック)」(同市)に出資したと発表した。同社は有機素材とレーザーを組み合わせた世界初の技術「有機半導体レーザー」の実用化を目指している。九電は新興企業との連携強化に取り組んでおり、コアラテックの技術を用いて電気事業や情報通信事業、新たな事業などにつなげたい考え。出資額や出資比率は非公表。 コアラテックは2019年、有機光エレクトロニク…
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本誌記事 エリアリポート
2024年12月号
【大分】別府でウェルネスツーリズム始動/「ブルーラグーン構想撤回」で新たな整備構想を発表
大分県別府市が、2022年に温泉の枯渇を懸念する地元関係者の声を受けて、巨大露天風呂を整備する「ブルーラグーン構想」の撤回を表明してから2年が経過した。現在、市は「新湯治・ウェルネスツーリズム」を掲げ、温泉資源の有効活用を図ったウェルネス産業を市の新たな柱とするための取り組みを進め、別府のさらなる魅力創出を目指している。 新湯治で別府観光革新 研究ラボの設置を検討 温泉の湧出量で日本一を誇る大分県…
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本誌記事 エリアリポート
2024年12月号
【熊本】県内で日本版ライドシェア始まる/「交通空白地」を自治体やNPOが対応する取り組みも
「夜になるとタクシーがいなくなる」との声が強かった熊本市内のタクシー事情が少しは緩和されるかもしれない。市内のタクシー会社4社が、県内初となる「日本版ライドシェア」のサービスを11月からスタートした。県内では「AIデマンドタクシー」が試験運行を経て本格運行に移行、自治体が公共ライドシェアを実施するなど、交通空白地をタクシーで埋める取り組みが広がっている。 当初は市内4社で開始 若い運転手の獲得にも …
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本誌記事 特集・カンパニズモ(郷土愛)
2024年12月号
【鼎談】霧島商工会議所 会頭 鎌田 善政氏・霧島市 市長 中重 真一氏・霧島市商工会 会長 津田和 亨氏
「最大の特長“バランスの良さ”を活(い)かす 事業を推進し、もっと“元気なまち”へ」 鹿児島県本土のほぼ中央に位置する霧島市は県内一“元気なまち”と言われることが多い。新型コロナが5類に移行し、人々の経済活動が活発になって以降、まちの活力はさらに増している。その背景には、産業構造や人口構成比など“バランスが良い”市の特長を活かし、付加価値の創出を図る施策が相次いで講じられていることがある。市の現況、将来…