新店舗に若者向け「賃貸寮」併設

賃貸寮を併設する「新大工町支店・馬町支店」のイメージ

 十八親和銀行(長崎市、山川信彦頭取)は8月20日、長崎市の新大工町支店・馬町支店の建て替えに合わせ、学生や社会人向けの賃貸寮を上層階に併設すると発表した。2026年春ごろに完成予定。寮には管理人夫妻が常駐し、食堂では管理栄養士が考案した食事を提供する。同行は、若い世代の居住環境を向上させ市外転出を抑える市の「住みよかプロジェクト」に参画しており、地域活性化につなげる。
 新ビルは13階建てで、延べ床面積は約3900平方メートル。1階と2階の一部が銀行の店舗で、2〜13階を賃貸寮とする。寮は全106室。約18〜23平方メートルのワンルームで、食堂やラウンジ、防音で楽器演奏なども楽しめる多目的室などを備える。「ドーミー」の名称で全国で学生・社員寮を展開する共立メンテナンス(東京)に運営を委託する。事業費は非公表。