熊本で「系統用蓄電池」参入
2025年03月13日
新出光

新出光(福岡市)は3月11日、送電線に直接つなぐ系統用蓄電池事業に参入すると発表した。熊本県長洲町に「長洲蓄電所」を開設する。系統用蓄電池は、需要が低い時間帯に充電(買電)し、高い時間に放電(売電)する仕組み。今年10月にも着工し、2026年11月の運転開始を目指す。投資額は約12億円で、国の補助金で一部を賄う。
長洲蓄電所の出力は1990キロワット。容量は800キロワット時で、一般家庭約600世帯分の1日の使用電力を蓄えられる。蓄電池には住友電気工業(大阪市)が開発した「レドックスフロー電池」を採用。劣化がほとんどなく長期間にわたる安定稼働が可能で、国の支援事業にレドックスフロー電池として初めて採択された。運用はJパワー(東京)に委託予定で、卸電力市場(JEPX)と容量市場、需給調整市場の3市場で売電する。施工・保守は新出光ファシリティーズ(佐賀県鳥栖市)が担う。