宮古島に「供給用蓄電池」設置へ
2024年06月25日
沖縄電力
沖縄電力（沖縄県浦添市、本永浩之社長）は、2025年5月をめどに宮古島市の宮古第二発電所に供給用の蓄電池を導入する。宮古島ではホテル建設などで電力需要が増加。同発電所のディーゼル発電設備7機のうち1機の廃止計画もあり、27年に予定していた蓄電池の導入を2年前倒しする。同社が供給用の蓄電池を設置するのは初めて。
発電所に隣接する土地にコンテナ20台分のリチウムイオン電池を設置する。出力は1万2000キロワット。1台当たり2400キロワット時の容量があり計4万8000キロワット時で、一般家庭5500世帯分の電力使用量に相当する。昼間に発電所のディーゼル発電機を稼働させて蓄電。需要のピークとなる午後6〜10時に従来の発電設備に加え、蓄電池から電気を供給する。各家庭に設置された太陽光発電などからも蓄電し、環境省の脱炭素先行地域に指定されている同市の再生可能エネルギー導入を拡大する。
