県立大は「佐賀総合庁舎」敷地に

佐賀総合庁舎

 佐賀県は7月23日、2028年度の開学を目指す県立大について、佐賀市にある県の施設「佐賀総合庁舎」の敷地に設置すると発表した。県庁舎を大学キャンパスに活用するのは全国的にも珍しいという。JR佐賀駅から徒歩圏にある利便性の高さに加え、SAGAアリーナや連携が検討される他大学に近いことを選定の理由に挙げた。
 佐賀総合庁舎(4階建て)は1973年完成で、敷地面積は約1万4000平方メートル。本館や別館、車庫があり、県税事務所や土地開発公社などが入居している。本館を改修して大学の事務局などを置くほか、別館と車庫を取り壊して新たな校舎を整備する計画。現在の事務所機能は別の場所に移転する。設置場所を巡っては、県内13の市町から誘致の要望があり、民有地を含め約30カ所の候補が挙がっていたという。