本賞に安川電機の小笠原会長

小笠原浩氏

 日本科学技術連盟(東京)は10月1日、総合的品質管理(TQM)の研究などで優れた成果をあげた企業や個人を表彰する2024年度の「デミング賞」の受賞者を発表した。個人が対象の「デミング賞本賞」は、安川電機会長の小笠原浩氏(69)が受賞した。
 小笠原氏は、徹底した顧客視点から生まれた製品・サービスの創出・提供を経営の中心とし、社長時代の7年間で時価総額を約4倍に引き上げた手腕が評価された。デミング賞は1951年に創設されたTQMに関する世界最高ランクの賞。授賞式は11月13日に東京・大手町の経団連会館で行われ、ライブ配信される。