インドで「脱炭素事業」促進へ

アミタサーキュラー北九州循環資源製造所

 国内外で循環型事業を展開するアミタホールディングス(HD、京都市、末次貴英社長)とインドの環境・インフラ開発大手のラムキーグループは5月22日、インドで脱炭素や循環型経済を促進する事業に取り組むことを北九州市の武内和久市長に報告した。アミタHDは同市内に産業廃棄物のリサイクル施設を保有しており、北九州エコタウン事業の手法を輸出する。
 ラムキーグループは昨年9月に北九州市に同社初の日本法人「P9」を設立し、同市と連携協定を結んだ。アミタHDと同市は、環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」を共同で応募し採択された。その一環として、アミタHDとラムキーグループ、P9の3社が連携し、2024年中をめどにインドで廃棄物をセメント向け原燃料に再生する事業に取り組む。また、シンガポールでもシリコンスラリー再資源化事業の実現性を調査する。