崇城大と「連携協定」締結

平田機工の平田雄一郎社長(左)、崇城大の小野長門学長(右)

 半導体や自動車向け生産設備メーカーの平田機工(熊本市)と崇城大(同市)は、人材育成や研究推進に向けた連携協定を結んだ。研究設備の共同利用や学生のインターンシップ受け入れなどを進める。平田雄一郎社長と小野長門学長が12月9日、熊本市内で会見し「優秀な人材育成や知的資源の社会還元などで地域発展に貢献したい」などと述べた。
 協定は、インターンシップを含む人材育成や、セミナーなどへの講師の相互派遣など4項目。平田機工が新規事業として取り組む「植物遺伝資源」の研究開発でも相互支援を進める。未知の成分や効能が健康食品分野や新薬開発などで期待されており、同社は植物を国内に持ち込んで分析、研究できる体制を整えた。崇城大には生物生命学科や薬学科があり、医薬品の開発データのほか、遺伝資源に関する分析などで協力する。