地銀初「オープンAI」と連携
2025年03月07日
ふくおかフィナンシャルグループ

福岡銀行などを傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG、福岡市)は3月5日、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIと連携し、金融業務の効率化や高度化に取り組むと発表した。地方銀行が同社と連携するのは初めて。具体的な活用法は未定だが、金融取引データの分析やプログラミングコードの作成などへの導入を想定している。
ふくおかFGは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、昨年4月にAI戦略グループを新設。融資の可否を決める与信判断支援などでAIを活用している。五島久社長は会見で「業務の効率化だけでなく、ビジネスにAIを組み込み、いかに成長させるかを見据える必要がある」とした。オープンAIを巡っては、メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ(東京)なども業務提携することを発表している。