国内外の10社「福岡進出」決定

台湾銀行が入居するオフィスビル「福岡Kスクエア」(博多区)

 国際的な金融都市を目指し福岡への企業誘致を進める産学官組織「TEAM FUKUOKA(チーム福岡)」は11月29日、福岡市内で総会を開き、台湾最大手の台湾銀行や米スタートアップ支援機関など国内外の10社の福岡進出が報告された。政府の「金融・資産運用特区」の指定が追い風となり、誘致企業は30社を超えた。
 台湾銀行は6月、福岡市のオフィスビル「福岡Kスクエア」(博多区)に駐在員事務所を設立した。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を受け、九州に進出する半導体関連企業などを支援する。台湾の銀行では、玉山銀行と台新国際商業銀行も福岡市内に拠点を開設している。ほかに、スタートアップ支援機関の「ケンブリッジ・イノベーション・センター」(CIC、米国)や、LEVECHY(東京)、みなと投資(福岡市、新設)、Origgin Ventures(シンガポール)、UntroD Capital Japan(東京)、iYell(同)、Sasuke Financial Lab(同)、Techvify(ベトナム)、九州M&Aアドバイザーズ(福岡市、新設)の福岡進出が決まった。