AI活用「産廃施設」に協調融資

 鹿児島銀行(鹿児島市、郡山明久頭取)は7月24日、産業廃棄物処理業のフタマタ開発(同市、二俣剛社長)に約11億円の協調融資を実施したと発表した。同社は、県内で初めてAI(人工知能)を備えた産業廃棄物の中間処理施設を建設。人手不足に対応するほか、資源リサイクルに貢献できると判断した。
 協調融資には、同行のほか鹿児島信用金庫(同市)、商工組合中央金庫(東京)、福岡銀行(福岡市)が参加。鹿児島市内の産廃中間処理施設の延べ床面積は約3000平方メートル。AIの画像認識機能などを使い、がれきやコンクリートくず、木くずなど廃棄物の大きさや種類を判断して分別する設備を導入。すでに稼働しており、投資額は約11億円。産廃処理施設でAIを活用するのは珍しいという。