福岡市に「貿易投資センター」
2025年04月22日
台湾経済部
台湾経済部(経済産業省に相当)は4月21日、福岡市に「台湾貿易投資センター」を開設した。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を機に半導体ビジネスが拡大しており、台湾企業の九州進出をサポートする。台湾当局の貿易投資センターは、TSMCのドイツ工場に近いチェコの首都プラハに次いで2カ所目となる。
センターは、福岡商工会議所ビル(博多区)内の既存の台湾貿易センター福岡事務所を拡充し、改称した。九州での事業展開を計画する台湾企業に対し、自治体や金融機関と協力して必要な手続きや資金面を支援するほか、情報提供などを手掛ける。福岡市内のホテルで開かれた開所式には、台湾や九州の政財界トップら約250人が出席。九州経済連合会の倉富純男会長は「九州と台湾の架け橋として、一層緊密な関係を築きたい」と期待を寄せた。
