2025年の政府業務予定

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第251回)

 『人民日報』2025年3月13日付1面に「政府の業務報告(政府工作報告)」という記事が掲載されました。これは3月5日の全国人民代表大会で李強・国務院総理が発表した内容の文字起こしです。2024年の政府業務の振り返りとともに、2025年に対応する予定の業務についても触れています。この2025年の予定の一部には、やはり国家安全保障と社会の安定の維持が挙げられています。特に公安のガバナンスの強化を挙げているため、警備はさらに厳重になるものと思われます。そして、食品と医薬品の厳格な監督についても述べた上で、洪水、干ばつ、台風などの自然災害の予防と対策について万全を期すと述べています。これらの予定が、本当に達成できるのか注目が集まります。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。