過去最高の1兆2848億円

 九州経済産業局が2月12日に発表した2024年の九州・沖縄のスーパー販売額(497店)は、前年比4.4%増の1兆2848億円で、統計が残る1999年以降で最高だった。コメや野菜など飲食料品の価格上昇が全体を押し上げた。
 百貨店(17店)の販売額は6.9%増の5082億円で、4年連続で増加。コロナ禍前の19年(5035億円)を上回り、5年ぶりに5000億円台に回復した。インバウンド(訪日外国人客)や国内富裕層を中心に高額品の販売が好調だった。スーパーと百貨店を合わせた販売額は5.1%増の1兆7931億円で、4年連続で前年実績を上回った。
 24年12月の単月では、百貨店販売額が前年同月比1.3%増の592億円、スーパーが6.4%増の1360億円だった。