来春の新卒採用「600人超」

 半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場の運営子会社「JASM」(熊本県菊陽町)が、2025年春に600人以上の新卒採用を計画していることが明らかになった。年内に量産を始める第1工場や27年に稼働開始を予定する第2工場を見据え、今春の入社実績の2倍以上の人材の確保を目指す。
 半導体製造を担うエンジニアを中心に採用する方針で、初任給は大卒が21万5000〜28万円、高卒は19万円の予定。現在、新卒者の採用活動を続けている。JASMには23年春に1期生の新卒125人、今春は256人が入社した。大学院や大卒、高専卒、高卒などを幅広く採用しており、半数は修士号を取得しているという。熊本の2工場では、台湾からの駐在員を含め計3400人以上の雇用を見込んでいる。