建て替えで「マリノア」8月閉館

マリノアシティ福岡
マリノアシティ福岡

 福岡地所(福岡市、榎本一郎社長)は5月16日、運営する福岡市西区の大型商業施設「マリノアシティ福岡」を8月18日に閉館すると発表した。閉館後は、三井不動産(東京)と共同で新たな商業施設に建て替える方針。全国で大型店を展開する三井不動産のノウハウを活用し、集客力の向上を目指す。施設のブランドや開業時期は未定としている。
 マリノアシティは2000年10月に九州初のアウトレットモールとして開業。市内中心部から車で約20分の場所に立地し、敷地面積は約8万5000平方メートル。04年と07年に増築し、現在は物販や飲食など約160店舗が入居する。博多湾に面し、ランドマークの観覧車が親しまれてきたが、施設の老朽化のほか、他社との競合で商況も変化していた。三井不動産は商業施設の「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」を全国で展開している。後継として「三井アウトレットパーク」が開業すれば、九州初進出となる。