24年度「IPO支援」6社採択

 福岡市は8月5日、新規株式公開(IPO)などを目指すスタートアップを支援するプログラムの採択式を開いた。2021年度から実施しており、今年度は過去最多の6社が採択された。市内に本社があり、会社設立や事業承継などの「第二創業」から約15年以内の企業が対象。6社は25年3月まで、経営戦略や販路拡大、経理財務など経営課題の解決に向けた専門家の支援を受ける。
 今回選ばれたのは、脱炭素コンサルティングなどの「アークエルテクノロジーズ」▽山岳救助サービス「ココヘリ」を提供する「AUTHENTIC JAPAN(オーセンティックジャパン)」▽ユーチューブアニメ制作の「カプセルジャパン」▽病理診断支援ソフト開発の「メドメイン」▽医療DXサービスを提供する「レイヤード」▽チャット型営業支援ツール提供の「OneAI(ワンエーアイ)」の6社。今年度を含め支援企業は計17社に上るが、上場を達成した企業はまだない。