天神移転で「本社跡地」再開発へ

ワン・フクオカ・ビルディング
ワン・フクオカ・ビルディング(完成イメージ)

 九電工(福岡市、石橋和幸社長)は7月1日、福岡市・天神で西日本鉄道が建設を進める大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」に本社を移転するための賃貸借契約を締結したと発表した。ワンビルが開業する2025年春の入居を目指す。老朽化している本社ビル(南区那の川)は取り壊し、隣接する飯塚信用金庫の店舗とともに再開発を検討する。
 ワンビル(地上19階建て)の13階と14階の一部に入居し、フロア面積は計約7000平方メートル。13階のオフィススペースはフリーアドレス制を採用し、社員同士の交流を促すリフレッシュエリアや図書室を設ける。14階には総合受付や応接室、会議室を設置する。新オフィスには約900人が勤務する予定。現在の本社は1976年竣工。幹線道路に面しており、次世代型のまちづくりにつながる施設の建設を検討するという。