九大病院敷地に「バイオ」支援施設

新施設のイメージ図

 福岡地所(福岡市、榎本一郎社長)は10月3日、福岡市東区の九州大病院キャンパス内に、ライフサイエンス(生命科学)企業の支援施設を建設すると発表した。同社がバイオ系施設を手掛けるのは初めて。同社は創業支援施設「福岡グロースネクスト(FGN)」(同市中央区)の運営にも携わっており、産学官連携で企業の成長を後押しする。2025年12月末の竣工を目指す。
 施設は6階建てで、延べ床面積は約9600平方メートル。1階はインキュベーション(起業支援)施設で、シェアオフィスや実験機器を共同で利用できるシェアラボなどを備える。4〜6階に研究室を設け、最小区画(54平方メートル)から貸し出す。2、3階には研究開発の支援機関が入る見通し。福岡地所が運営し、専門アドバイザーなどが資金調達やビジネスマッチングなどについてサポートしていく。

インキュベーション施設のイメージ