「特定技能・航空」人材2人入社

入社式の様子

 地上支援業務など空港ハンドリング事業を展開する西鉄エアサービス(福岡市、木津勇治社長)に10月16日、「特定技能・航空」の在留資格を持つフィリピン人2人が入社した。同社はこれまで「技術・人文知識・国際業務」の外国人採用はあったが、「特定技能・航空」人材の受け入れは初めて。外国人材に特化した人材サービス「パーソル グローバルワークフォース」(東京)の紹介で、深刻な人材不足に対応する。
 西鉄エアサービスは、福岡、北九州空港を中心に宮崎、新千歳など全国9空港でハンドリング事業を展開している。入社した2人は、技能実習生として3年間日本で働いた後、空港グランドハンドリングの技能試験のトレーニング(育成プログラム)に参加し、特定技能取得のための試験に合格した。特定技能は2019年4月にスタートした在留資格で、日本政府は、受け入れ上限を23年度までの34万人から28年度までの5年間で82万人に引き上げると発表。一方で、24年6月末現在の特定技能の在留資格を持つ外国人材は約25万1500人にとどまっている。