筑邦銀行（福岡県久留米市）は12月10日、九州電力（福岡市）、SBIホールディングス（HD、東京）と共同で、まちのわホールディングス（HD、東京）を設立したと発表した。プレミアム付き地域商品券の電子化などを手掛ける事業会社「まちのわ」（福岡市）の親会社となる。今後、まちのわHD傘下の地域子会社の設立を計画しており、全国規模での事業展開を目指す。
　3社は2021年5月に「まちのわ」を設立。電子地域商品券や地域通貨、地域ポイントなどをスマートフォンアプリで提供できるサービスを自治体や地域団体などに提供している。今年4月から、現地決済型ふるさと納税サービスの事業も始めた。全国でネットワークを築き、地域密着型の事業運営体制の強化を図るとともに、地場企業との協業による新事業・サービスの創出を目指す。