初の国際線「那覇—台北」開設へ

 日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)は1月21日、2025年度中に那覇—台北(桃園国際空港)線に就航すると発表した。同社初の国際線定期便で、旺盛な訪日需要に対応する。現在、那覇—台北線は週126便(63往復)が運航しており、JTAが参入すればコロナ禍前を上回る見通し。
 JTAはこれまで、韓国や台湾、タイなどへの国際チャーター便を運航。海外路線の実績を積んで定期便の可能性を探っていた。機材繰りや台湾当局との調整にめどがついたことから新規路線の開設を決めた。使用機材はボーイング737—800型機(165席)の予定。就航時期や便数は未定。
 国内線では、日本航空(JAL)と共同運航する東京(羽田)—宮古線でボーイング737—800型機を8月に投入する。JALグループで同機の宮古運航は初めて。羽田—石垣線も昨年に続き8月に同機を運航する。中部—那覇、福岡—那覇、那覇—与論線では7月〜8月にかけて、それぞれ増便を予定している。