福証「Qボード」に上場

 通信販売の支援事業を手掛けるリプライオリティ(福岡市、中山伸之社長)は9月25日、福岡証券取引所の新興企業向け市場「Qボード」に上場した。初値は1398円、終値は1371円で、いずれも売り出し価格(1520円)を下回った。調達資金約3億2000万円は、コールセンターや通販用の自社商品の開発などに充てる方針。
 同社は1998年に設立。福岡県内に3カ所、大阪市内で1カ所のコールセンターを運営。通販会社からの業務委託で電話営業する「アウトバウンド業務」を主力事業とし、自社でも玄界灘産の海藻「アカモク」の通販を手掛けている。今後は自社商品の開発を進め、品ぞろえを強化する。同社の2023年9月期連結決算の売上高は26億3300万円、最終利益は1億4900万円。24年9月期は売上高27億2400万円、最終利益2億1700万円を見込む。