天神「ワンビル」4月24日開業

商業フロアのイメージ

 西日本鉄道(福岡市、林田浩一社長)は10月16日、福岡市・天神に建設中の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」(地上19階、地下4階建て)を2025年4月24日に開業すると発表した。地下2階から地上5階の商業フロアには約120店舗が出店予定。公表済みの高級ブランド「シャネル」と複合文化施設「スパイラル」に加え、今回は主要テナント・ゾーン9店を発表した。
 地下2階には、イオン九州(福岡市)が有機食品などを販売する「b!olala(ビオララ)」と西鉄電車やバスの廃材を内装に使ったタリーズコーヒーの店舗が出店。地下1階には「天神のれん街」とフードホール「iiTo TENJIN」の二つの飲食ゾーンを設ける。地上1階には、福岡ビルに店舗があった「ロイヤル」系列の新業態レストランが出店し、「シャネル」(1〜3階)も国内最大級の広さの店舗を構える。地上2〜4階では、フランス・パリと東京を拠点とするファッションブランド「メゾンキツネ」の物販店とカフェが九州初出店するほか、雑貨を扱う「中川政七商店」の九州最大級店舗や大手スポーツメーカー「ナイキ」、書店「蔦屋書店」、アウトドアブランド「スノーピーク」が出店。地上5階の「天神福食堂」(209席)は、ランチタイムには定食や丼物、日替わりメニューなど13種類を提供。午後3時以降は打ち合わせや懇親会でも使えるようにする。