「持ち株会社制」に11月移行へ

グリーンクロス
グリーンクロス本社

 工事用の安全機材や看板の販売・レンタルを手掛けるグリーンクロス(福岡市、 久保孝二社長)は6月12日、持ち株会社制へ移行すると発表した。11月1日に持ち株会社「グリーンクロスホールディングス」を設立し、株式を移転。傘下にグリーンクロスとグループ会社を置く。7月25日に開催予定の定時株主総会での承認を経て正式決定する。
 持ち株会社はグループ全体のマネジメントやM&A(企業の合併・買収)、新規事業開発などに特化し、意思決定の迅速化で競争力を強化する。持ち株会社が福岡証券取引所の上場を維持する方針。同日発表した2024年4月期連結決算は、売上高が前期比8.1%増の243億4800万円、最終利益は同8.2%増の11億3800万円で、いずれも過去最高を更新。能登半島地震など自然災害からの復旧のほか、民間設備投資も好調で15期連続の増収増益となった。