天神「ワンビル」にアート施設

「スパイラル」のイメージ

 西日本鉄道(福岡市、林田浩一社長)は8月21日、福岡市・天神に建設中の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」(地上19階〜地下4階)に複合文化施設「スパイラル」を誘致すると発表した。商業エリアの地上3階に入居し、店舗面積は約320平方メートル。カフェや物販、ギャラリーの機能を備えており、天神の都市機能の向上を目指す。2025年春に開業予定。
 スパイラルは1985年、ワコールが「文化の事業化」を目指して東京・青山にオープンした複合文化施設を拠点とするアートセンター。現代美術やファッション、生活デザインなどの発信場所で、九州初進出となる。若手アーティストの発掘・支援を目的とするアートフェスティバル「福岡版SICF」も開催する計画。ワンビルではスパイラルとの協働のほか、福岡に縁のある作家や世界的アーティストによる作品の設置などを予定している。