「法科大学院」伊都に27年移転

六本松421
九大法科大学院が入居する「六本松421」

 九州大(福岡市、石橋達朗総長)は6月21日、同大六本松キャンパス跡地の複合商業施設「六本松421」(同市中央区)に入居している法科大学院を2027年度に伊都キャンパス(同市西区)に移転させると発表した。法学部が入る同キャンパスに移し、一体的な教育を実施することで学部生と法科大学院生との交流を促進する。
 法科大学院は、法科大学院制度の発足に伴い2004年に当時の箱崎キャンパス(同市東区)に設立。17年9月に「六本松421」に移転した。周囲に福岡高裁、地裁、検察庁、弁護士会館があり、同大は「六本松リーガル・パーク」と呼んで、実践的な教育に取り組んできた。賃貸契約が27年度中に終了することも踏まえ、移転を決定したという。