30億円のベンチャー2号ファンド

 西日本シティ銀行(福岡市、村上英之頭取)は7月12日、ベンチャー企業などに投資する総額30億円規模のファンドを立ち上げたと発表した。同行による全額出資で、存続期間は10年。2020年9月に設立した「NCBベンチャーファンド」が4年間の投資期間を満了したため、2号ファンドを設立した。
 「NCBベンチャー2号ファンド」の運営は、同行子会社のNCBベンチャーキャピタル(同市)が担う。1号ファンドでは、事業が軌道に乗り始めたベンチャーや新規事業に進出する企業など36社に出資した。ファンド運営を通じて得られたノウハウを活用し、2号ファンドでは高度な目利きが求められる創業期の企業の支援にも取り組む。積極的な創業支援により、地域産業の発展や雇用の創出を目指す。