「ホテル事業」への参入検討

ララシャス博多の森
結婚式場「ララシャス博多の森」(福岡市博多区)

 結婚式場運営などを手掛けるアイ・ケイ・ケイホールディングス(HD、佐賀県伊万里市、金子和斗志社長)は、ホテル事業に新規参入する検討を始めると発表した。国内の旅行者やインバウンド(訪日外国人客)の観光需要が拡大しており、成長が見込めると判断した。婚礼事業で培った接客や飲食サービスのノウハウを活用し、新たな収益の柱に育てる。進出エリアや開業時期などは未定。
 同社が6月13日に発表した2024年4月中間連結決算は、売上高が前年同期比10.7%増の109億9600万円で、中間期として初めて100億円を超えた。最終利益は同5.6倍の6億2500万円だった。主力の婚礼事業では、水戸市内に新たな結婚式場がオープンしたことに加え、会場使用料などの値上げで1組あたりの単価が上昇した。通期(24年10月期)は売上高が233億5000万円、最終利益は14億2000万円を見込む。