中小企業大学校直方校の土地・建物を取得
2025年03月13日
国際志学園

中小企業基盤整備機構(東京、中小機構)が売却先を公募していた中小企業大学校直方校の土地・建物を、このほど九州医療スポーツ専門学校などを展開する学校法人国際志学園(北九州市)が落札した。
直方校は中小機構の中小企業向け研修事業の拠点の一つだったが、昨年1月、同校からの機能移転で九州校(福岡市)が開校したため、旧直方校の校舎は使われなくなっていた。所在地は同市永満寺1463-2で、敷地面積は約4万6000平方メートル。建物は2階建および3階建て、延べ床面積約6780平方メートルで、築40年。
中小機構は昨年8月に一般競争入札(2段階競争入札)で公募を開始。最低売却価格は4406万円(土地3570万円、建物836万円)だった。その後、同学園が落札し、ことし2月28日に引き渡しを終えた。
同学園は、九州医療スポーツ専門学校のほか、九州CTB理容美容専門学校、和歌山医療スポーツ専門学校などを展開。旧直方校の土地・建物もこれらの学校のキャンパスとして活用する方針で「直方市は、もち吉をはじめ企業が集積しており、工業団地も造成されるなど、人材のニーズが高まっている。新たな学校を開設し、教育を通じて、地域活性化に貢献していきたい」(水嶋理事長)としている。