大牟田で「系統用蓄電池」参入
2025年01月09日
九電みらいエナジー

九州電力子会社で再生可能エネルギー事業を手掛ける九電みらいエナジー(福岡市)は1月7日、電力会社の送電線と直接つなぐ系統用蓄電池事業に参入すると発表した。同社の大牟田メガソーラー発電所(福岡県大牟田市)の敷地内に新設される蓄電所で、蓄電池の運用を担う。今年3月に着工し、10月から運用開始予定。
NECキャピタルソリューション傘下で再エネ事業のNCSアールイーキャピタル(東京)が「RED大牟田蓄電所」(出力1999キロワット)を整備する。蓄電容量は約8200キロワット時で、一般家庭約800世帯の1日分の電力を蓄えられる。太陽光などで電気が余る日中などに蓄電し、不足する夕方に売電する。投資額は非公表だが、国の補助金(約1億6800万円)で一部を賄う。両社にとって初の取り組みで、今後は事業の拡大を目指す。