傘下3行アプリで「スマホATM」

ふくおかフィナンシャルグループ本社

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG、福岡市、五島久社長)は10月4日、セブン銀行(東京)と連携し、傘下3行の銀行アプリを使ってATMから入出金ができる「スマホATM」のサービスを2025年1月から順次開始すると発表した。セブン銀行と地方銀行のATMの両方に対応したサービスは全国で初めてという。
 ふくおかFG傘下の福岡銀行(同市)、十八親和銀行(長崎市)、熊本銀行(熊本市)とセブン銀行のATMが対象。銀行アプリを起動し、取引内容を入力。ATMの画面に表示されたQRコードをスマホで読み取り、取引金額や暗証番号などを入力すれば完了する。通帳やキャッシュカードは不要。25年1月から全国のセブン銀行のATM(約2万7000台)でサービスを開始。同3月から福岡銀、同4月から十八親和銀と熊本銀の計約2000台に拡大する予定。3行の銀行アプリは今年9月に合計100万ダウンロードを突破している。