冬季賞与「2.55カ月分」で合意

JR九州の本社

 JR九州(福岡市)は11月19日、冬季賞与に当たる年末手当てについて、基準内賃金の2.55カ月分にすると各労働組合に回答した。三つの労組のうち、最大労組のJR九州労組と同日、合意した。昨冬より0.05カ月分の増額で、冬季としては2015年(2.6カ月分)以来の高水準となった。
 鉄道需要が回復し、ホテル事業も好調で24年9月中間連結決算の最終利益は279億円となり、中間期としては過去最高だったことを反映した。同社の冬季賞与は、コロナ禍で業績が落ち込んだ20年度は過去最低の1.2カ月分だった。昨年はコロナ禍前の19年度(2.51カ月分)並みの水準に戻っていた。